✴︎33歳でネイリストになった話。①

1、経緯
結婚をして10年近く経った頃、知り合いの方(Aさん)が経営していたお店で働くことになった。

ノルマがあるわけではないが、販売の接客をしていた。

ある時、そのお店の中で、ネイルやエステを初めることになり

「ネイルをやってみない?」
とAさんに誘われた。

業務の一つであるけど、いづれは誰かに雇われるのではなく

自分1人で収入を得ることが出来るようになればいいなと思った。

ネイル大好き!独立開業!という熱意があった訳ではないけど・・・

この時の私には、未知のことすぎて失敗する想像も不安もなく、

楽しみで仕方なかった。

最悪、初めにかかる費用分だけは、元が取れるまで頑張って働こう。

お客さんが来なければ辞めて別の仕事をすればいいじゃん!

ぐらいの気持ちだった。

でも、ここでひとつだけ自分の中で決めたことがあった。

失敗しても、Aさんのせいにしないこと。

元々、Aさんとは共通の趣味で知り合っていたので、

一緒に仕事をすることで不仲になるようなことにはなりたくはなかった。

それは、旦那さんからも言われていた。

友達から仕事仲間になっても相手を裏切るようなことはしてはいけないよ。って

その言葉を守って今もずっと関係が続いている。


経営者であるAさんは、雇われの身である私に課題を与えてくれた。

いつまでに何をする!

という私の性格に合わせた具体的な目標を立ててくれるのがすごく上手。

側から見たら、あ〜踊らされてるな〜。と思われていたと思う。


<3ヶ月後にデビュー!!>

ラメのグラデーションを低価格に設定し、施術をすることが決まった。


これはもうやるしかない!の状態になった私は、

ネットでやり方を調べる。

毎日チップを使って塗る練習。

綺麗な仕上がりを調べてもキリがないので、汚い?下手な仕上がりも調べては自分の現状と見比べ確認。

この3つを何度も何度も繰り返した。


たまたま、私より先にネイリストになっていた知り合いがいたため練習相手やアドバイスをもらうことができたのでラッキーだったと思う。


ネイリストに限らず技術職は、なかなか人から教えてもらう事は難しい。

完成形が決まっていても、そこに行き着くまでの過程は一緒とは限らないから。

今は、身近なところにスクールやSNSで技術を発信している人がいるから誰でも簡単に知識を得ることができる。

ただ、誘われた時にやる!と決断して行動に移すことができるかどうかで

その後の人生が大きく変わることになった私のネイリストへの第一歩の話。

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